至難の旅

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 photo credit: mark 217 via photopin cc

 

求む男子。至難の旅。僅かな報酬。極寒。

暗黒の長い日々。絶えざる危険。生還の保証なし。

成功の暁には名誉と賞賛を得る。

 

これは求人広告である。

 

探検家アーネスト・H・シャクルトン南極大陸横断へ向けて出したと言われているものだ。

1900年代において北極や南極への探検は新しい資源などの発見があるかもしれない、という期待があり世界各国が我先にと極地探検競争をしていた。シャクルトンはこの危険な探検に魅せられた一人であり、国家と自身の成長を重ね合わせ、難しい探検を成功させたいと思っていた。

 

この気持ちは、今の時代の「起業家精神」に近い。

暗闇の中を突っ走るような、安全や成功への手段が何も確立していない不確実な状態から栄光を掴み取る。

「俺がやってやる」という気概。

 

なお、この求人広告には、わずか25名の募集定員に対して5,000名もの応募があったそうだ。それがまた凄い。

 

起業をして失敗したら失うものがたくさんあるかもしれない。お金、家、仲間、下手をしたら家族までも。だが、そのリスクを背負ってでも達成させたい、何かを変えたいという強い想いが「志」だ。

 

「志」ありますよ。

実現はもう少し先だけど、いきなりジャンプは出来ないから今は我慢して地道に一歩一歩進んでいる段階だ。

 

明日からも頑張ろう。

 

シャクルトンの凄いところは、航海の技術だけではなく、危機時のリーダシップだ。今なお多くのリーダーの手本として紹介されることが多いので、ここについては改めて書きたいと思う。