【名語録:年代別】孫正義<異端児~世界で戦う経営者>
1980年前後まだ日本にベンチャーという言葉に馴染みがなかった頃、「ベンチャー三銃士」と呼ばれる起業家が三人いた。
一人は日本に人材派遣事業を根付かせたパソナ代表 南部靖之氏、
二人目は海外旅行を身近なものにさせ、現在は苦境に陥っていた長崎ハウステンボスの業績をあっという間に改善させているエイチ・アイ・エス会長 澤田秀雄氏、
そして最後の一人は、もはや知らない人はいないでしょう。日本を代表する経営者ソフトバンク社長 孫正義氏である。
今でこそ日本には他にも ファーストリテイリングの柳井社長や、楽天の三木谷社長のように一代で会社を急成長させた敏腕経営者は増えているけれど、私は孫社長は別格だと思っている。
今日は孫正義氏の名言を年代別でまとめたのでご関心のある方はどうぞ。
学生時代の発言を見ても10代からずっと先を見ていて、今の私と同じ位の年齢(36歳)で株式店頭公開させているし、描いてきたビジョンを有言実行出来ているところがすごい。
10代
・19歳の時にたてた「人生50ヵ年計画」
20代で名乗りを上げる、30代で軍資金 をため、40代でここぞというときに一発勝負に出る。50代で大事業を成功させ、60代で次の経営者にバトンタッチする。
大学生時代に僕より勉強した人はいない。
なぜならば物理的に無理だから。
・また起業の軍資金を貯めるため一日一つのアイデアを考えることを自分に課す。
私は脳みそがちぎれるくらいまで考えた。
20代
・大学卒業後に様々考えた事業プランの中で、パソコン事業を選んだ。
50年間、飽きずに全知全能をささげることが出来る仕事かどうかです。
・起業して間もない頃、熱くアルバイトに語った。
売上高を5年で100億、10年で500億にする。いずれは豆腐のように1丁(兆)、2丁(兆)と数えたい。
何度も聞かされたアルバイトは去っていったそうだ・・・。
・設立間もない頃、運転資金が底をついて銀行融資を受ける際、
本当に何もないけど、情熱だけは無限にある。
30代
・企業買収を活発化させ、なぜそのような拡大路線を取るのか聞かれた際、
地に足がついたことだけやっていても革命にならないのです。
・インターネットが普及し始めた頃、その将来性について、
インターネットが、ここ掘れワンワンっていってるんですよ。
・「そんなにお金を稼いでどうするのか」と聞かれ、
プロゴルファーに、なぜ優勝したいのかを尋ねるようなものです。
・当時マスコミは孫氏を日本のビル・ゲイツと評していたが、それに対して、
・発想が縮こまりそうな時は壮大なビジョンを持つことを信条としている。
大ホラ吹きというのは、大きなビジョンを持っていることの裏返し。
40代
・あおぞら銀行株を売却した際に批判を受けたことに対して、
退却は進軍の10倍勇気がいるんです。
・携帯電話事業参入時には、
負ける戦いはしません。
さらに、
大きなことをすると、いつもこき下ろされますが、数年で評価が変わるのが今までのパターンです。
孫社長は織田信長のすごかったところは「負けない」ということに尽きると言う。
・2006年の中間決算説明会において、
私はいっさい逃げません。まだ、ご質問がある方はいくらでも投げかけていただきたい。必ずご回答します。
説明会は3時間を超えた。
・自身のリーダー論。孫氏は坂本竜馬の大ファンだ。
苦しいときこそ自分の命をかけて船と仲間を守れる人でなければ、大将になってはいかんのです。
50代
・2010年1月のツイート
批判する人を恨んではならない。それは自分の成長への道を示してくれているのだから。
・2013年1月のツイート(ご存知の方も多いでしょう。)
髪の毛が後退しているのではない。 私が前進しているのである。
・2013年6月の株主総会でソフトバンクモバイルとイー・アクセス、ウィルコムの3社無料通話を提供してはどうかと言われ、もはや孫社長の決め台詞ですが、
やりましょう
「今のでかなりお金がかかったなぁ」と続け会場の笑いを誘った。
・CNBCのインタビューで「スプリント」買収の理由について聞かれ、
それは私が男だからだ。
すべての男は2番や3番ではなく、ナンバー1を目指している。
I am a man, and every man wants to be number one, not number two or number three.
・2013年12月のツイート
己の限界は、己のあきらめ心が決めてしまうものである。あきらめない限り、そこに限界はない。
孫さんは好き嫌い別れる思うけど、私はビジネスリーダーとして素晴らしいと感じるし、言葉から溢れ出ている男らしさが好きだ。果たして今年はどんな名語録を残してくれるのか、大きく出た海外事業展開の行方も気になります。
< 以下の書籍やツイートより引用>