ハーバードやMITの優秀な学生が半数以上も間違えた問題
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今年は毎週1冊読書をすることをテーマにしていて先週は書評を書いていないのだけれど、今ちょうど上・下巻ある本を2週間かけて読んでいる最中で、これがなかなか面白くて読み応えのあるものなので明日か明後日には書評を書きたと思っているところです。
脳や心理について書かれた本なのですが、今日は時間がないこともあって書評を書く上で前振りだけしておこうと思います。
■3つ問題があります。 1と2はささっと解いてみてください。この中にハーバードやMITの優秀な学生達が半数以上も間違えた問題があります。
①次の図を見て、真ん中の横線の長さはどちらが長いでしょうか?
②次は簡単な算数の問題
バットとボールは合わせて1ドル10セントです。
バットはボールより1ドル高いです。
ではボールはいくらでしょう?
①と②の答えと③の問題が下に続きますのでスクロール注意です。
①の答えは、どちらも長さは同じです。これは良く見かける問題ですよね?ですから答えを知っている方も多いと思います。実際は同じ長さなのに、感覚的に下の方が長く見えてしまうので不思議ですね。
さて続いて②ですが、
正解はバットが1ドル、ボールが10セントではありません。
正しくはバットが1ドル5セントであり、ボールは5セントです。
これがハーバードやMITの優秀な学生の半数以上も間違えた問題です。
正解されましたか?私は間違えました。
では最後に問題③に移ります。これは以前掲載したのでお読みいただいた方は飛ばしてしまってください。映像を使った問題。
③下の映像では6人の男女が、白と黒の服を着て3人組に別れバスケットをします。
「白い服を来た組が何回パスをするかを数えて下さい」
かなり難易度が高いですので、集中出来る環境を整えてから挑んでください。
よろしいですか?準備が出来たら映像をスタートさせてください。
注:この映像は、人々のパスが終わるとすぐに答えが出てしまうので、パスが終わる「How many passes did you count?」と言う39秒のところで画像を一旦止めていただく方がより楽しめます。
さて、しっかり数えられましたでしょうか?
答えは・・・。下記に答えがあるのでスクロール注意です。
実のところ回数はどうでもいいです。
ここであなたにもう1つ別の問題を出します。
「映像の中で通常では考えられない、おかしな場面がありませんでしたでしょうか?」
わかりましたか?わかった方は下へスクロールしてください。
わからない方は今度はリラックスしてもう一度映像を見直してください。
そうです。画面の真ん中を、黒い服を着たゴリラがゆっくり歩いて反対側に消えて行ったのです。気づきましたか?「パスの回数を数える」という目的があるため、白い服の動きに集中していると、ゆっくりと歩いているわかりやすい「ゴリラ」をいとも簡単に脳は見落としてしまうです。私の通っていたMBAのクラスでもこの映像を流しましたが、半数の人は気付きませんでした。
今読んでいる本はこれらの錯覚や集中していてゴリラを見逃しまうような人間の脳や心理についても書かれていて大変興味深く読んでいます。私なりの書評は改めて掲載いたします。