お金を稼ぐことがいけないことでしょうか!

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半沢直樹」面白かったですね。

あまりドラマを見ない私も久々に全回見てしまいました。あのドラマはいわゆる「水戸黄門」的な、「悪」を倒すわかりやすさや、爽快さが気持ちのよいところがヒットの秘訣だったと思います。しかも、どの役者の方も演技がとても素晴らしかった。

また原作者の池井戸潤さんが元銀行員ということもあって、銀行事情にも割と忠実に演出されていたこともよかったですね。(現実的にはなさそうな設定もありましたけれども)

もし、今回のドラマを通じて、学生のみなさんで良くも悪くも「金融」に興味を持たれた方がいらっしゃれば、次にこのDVDをお奨めします。2007年にNHKで放映された経済ドラマ「ハゲタカ」です。

 

ハゲタカ DVD-BOX

 

見出しの「お金を稼ぐことがいけないことでしょうか!」は、主人公である鷲津政彦のセリフです。とあるシーンで、日本企業を買収する「ハゲタカ」のやり方を批判するマスコミに対して強く言い返した時の言葉です。

 

なんと言っても、鷲津政彦役の大森南朋さんの圧倒的な存在感がすごい!私はこのドラマが大好きで何度も何度も見ています。

簡単にストーリーをお話しすると、元々銀行員だった鷲津が、「晴れた日に傘を差し出し、雨が降ると取り上げる」という「半沢直樹」でも出てきたような、銀行の非情さに嫌気がさして、一人アメリカに渡ります。そして企業買収を行う「ハゲタカファンド」のトップファンドマネージャーへ変貌し、日本に戻ってきます。日本では「腐ったこの国を、買い叩く!」と人が変わったかのように、容赦のない手法を使って業績悪化の企業を買い漁り、稼ぎまくります。もちろん企業のメインバンクである日本の銀行も黙ってはいない。そんな銀行とファンドの戦いも見物です。

でも決して鷲津はただの悪役ではなく、最後には・・・。

・・・続きはDVDで。

 

このドラマにはTOBEBOバルクセール、ゴールデンパラシュートなど様々な金融用語 がでてきますが、とてもわかりやすく理解できるような作りになっていますので、就職活動で金融志望の方は参考になると思います。

 

ちなみに、このドラマの監修をされた森生明氏は、日本にまだM&Aが馴染みがなかった時代にゴールドマン・サックスでM&Aを担当しご活躍されていた方であり、私の先生でもあります。

 

TVドラマ版の他にも、映画版もありますがいずれも必見です!